2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

花靄

高校時代から通学路にしている道筋は、この季節になると靄がかって見えるくらい見事に桜が咲く。 十年前、この桜を見るのは今年で最後と思っていたのに、結局毎年見ている。 ごめんね、昔の私。 何一つ約束は守れないまま、思いもしなかったはずの道ばかり歩…

spring has come!

朝、家を出た瞬間にたちのぼったのはむわっとした春の空気。 昨日までとは全く違う。いきなり春が来た。ここ何日か、私の星回りはどうなっているのか、いるんだったら出て来い責任者!、というくらい不意の遭遇率が高い。 勘弁してくれよ。

はなしかけたはなのななのはな

誰の誕生日を忘れてもこの日付だけは覚えているあたり、根が深いというより既に業が深いといってもいいのかもしれない。人生なんてどうやったってねじれちゃうのさ、そうだろ?

向こうの空へ

西原理恵子の「まいにちかあさん」に、こんなやりとりがある。>>「あんたがさあ 次に酒を呑むのは娘の結婚式にしなよ それで死んだらもう誰も悪くゆわないよ 立派な人生だよ」 「うん そうだね」カモちゃんこと鴨志田穣氏は、サイバラ元夫で戦場カメラマンで…

ただ何となくただ何となく

普段は駄文もお喋りも、止められたって止まらないくせに、言いたくないことが一つでもあると、不必要に黙り込んでしまう。一般的に「諦める」というのは後ろ向きな行為だが、「前を向くために」諦めなければいけないこともある。優先順位の問題だ。 勿論本当…

春は名のみの風の寒さよ(注:超長文)

三月十日、土曜日。 寒の戻りがきつくて朝から大変な冷え込み。しかも雨降り。そんな篠突く雨の中を、九州国立博物館「若冲と江戸絵画展」に行って参りました。 元々美術には疎いので、ジャクチューて何?誰?と言う人なんですが、去年の夏、東京で始まった…

仕切り直し

ジュケンセイのくせして、太宰府でお守りも買いませんでした。参拝だけして、そのあとは脇目も振らずに九博へ。 入ったが最後、気がつくと三時間経過。 呆然と夢心地のまま参道を通り抜ける途中、携帯に着信。自宅より、試験結果が郵送されて来た、と。 つま…

道すがら

若沖展に行く途中、立ち寄った天満宮にて。 見知らぬお二人ですが、おめでとうございます。

毎日が執行日

試験の結果を待つ間は刑の執行を待つ囚人の気分に似ている。 二月に一つ試験を受けたんだけど、間違いなく落ちている(倍率約二十六倍)ので、さっさととどめを刺して下さらないといつまでも生殺しのまま。 要項によると三月上旬発表予定、とな。 この「上旬…

そんなもんか?

毎日毎日五十センチ隣で交わされる会話に気が遠くなりそうだ。 世間一般の認識ってのはこんなもんなんでしょうか。 「友達のお姉ちゃんも公務員浪人してたんだけどォー、ストレスでアタマおかしくなっちゃったんだってェー」 「ヤダー、何ソレー?」 「イラ…

無邪気にはしゃいだ後ほど虚しい

某友人の華燭の典も恙無く終わり、愉快な仲間達(この名称は決定なんですか?)も久々に全員集合してめでたい限り。オオカミ少年がようやく海外(本州)から帰ってきたので重ねてめでたい。全員が地続きの場所に揃うのは五年ぶりだ。恥知らずな余興の顛末記…

無理難題

「明るく」「前向きに」「集中して」「頑張る」そんなことができるならビョーインでおクスリなんかもらってません。 最後には結局自分の気持ち次第だなんて言われなくてもわかってる。詰まらないお説教なんか聞きたくない。